こんにちは。ソプラノのおおはしです。
日中ちょっとずつ暖かくなってきましたね。
ワクワクした気持ちとちょっぴりのさびしさを感じる、そんな時期です。
さて先日の Home Coming Day にお越しくださった皆様、温かいご声援をいただきありがとうございました。
気が付くとあれから2週間も経ってしまいました。
まだ残っている余韻と、日常のあわただしさにさらされてちょっとフワフワした感覚です。
そんな風に久しぶりの「日曜日の練習を気にしない」日々を過ごしているのですが、こうしてみると自分の生活の結構な部分をJOKERSが占めていたのだなと改めて思うわけでして。
ほかのメンバーにも経験があると思いますが、大人になってもドラムコーやマーチングに多くの時間と少なくないお金を費やしていることに対し、理解を得られない場面にしばしば出会うことがあります。
たしかにJOKERSは教育活動ではありませんし、わたしたちの演奏演技に対してなにか対価が生じることもありません。
ありていに言ってしまえばただの趣味、遊びなわけですから、なんでそこまで…と理解できない方がいることはおかしくないと思います。
けれどもそんな手間暇のかかるこの遊びこそが、わたしたちにとって何ものにもかえがたいのだということはゆるがない事実なわけでして。
そしてなにより、そんなわたしたちの遊びに付き合い、多くの方々が駆けつけてくださったこともまた紛れもない事実なわけです。
しかしわたしたちが仕事や学校で日々クタクタになっているのに、時間を削って練習に励んでいるのはなぜなんでしょうか。
忙しい日々のなか都合をつけて、電車に飛び乗り、時に海や国境まで越えてでも見に来てくださる人たちがいらっしゃるのはなぜなんでしょうか。
どうして私達は、仕事や学業に励み、ご飯を食べ、寝るだけでは満足することがないのでしょうか。
10年ほど前に読んだマンガで、主人公の右手に寄生したとある生物が語った言葉を思い出しました。
"そりゃ人間がそれだけヒマな動物だからさ
だがな それこそが人間の 最大の取り柄なんだ
心に余裕(ヒマ)がある生物 なんとすばらしい!!"
【岩明均, 『寄生獣(10)』, 講談社】
たとえどんなに疲れていても、心にある余裕(ヒマ)を満たそうと努力を惜しまない。
それはなにより贅沢で幸せなことなんだと、しみじみ思います。
さて終わりがあれば始まりもありますが、そもそも2022シーズンが終わっていません。
スポフェス・感謝祭
京都府立山城勤労者福祉会館
3月25日(土)10:00~16:00
入場無料
※JOKERSは午後の出演を予定しております。
(詳細はコチラ)
そして翌週からは、またJOKERSのことを気にする日々がやってきます。
入隊説明会
アネックスパル法円坂 9号室
4月2日(日)13:30~
事前のお申し込みは不要です。お気軽にお越しください !
さいごに
シーズンの区切りとして終わりがある一方で、自分の卒業は自分で決められるのがJOKERSです。
もしかすると今シーズンを最後にJOKERSを離れてしまうメンバーもいるかもしれません。
ある意味で、JOKERSは入れ物に過ぎません。
わたしたちは好きなことをするために集まっているだけなので、いつも変わらずそこにあるとは限らないのです。
だからこそわたしたちはまだ会ったことのないみなさんと、一緒に黄色い衣装を着たいと思っています。
また、かつて衣装を押し入れにしまった仲間たちとも、もう一度歩きたいと強く望んでいます。
わたしたちと最高に贅沢なことをしましょう。
それではさようなら